「家の美しさのピークは、どこにあると思いますか?」
ホームランド社長・壇洋一はこれから家づくりをはじめる人に尋ねます。
それはホームランドの家づくりの、基礎となる考え方を伝えたいから。
「完成した時が、家づくりの始まり。
お客様が住んで、暮らしの跡が家に刻まれて、初めて家は完成に近づくと考えています。」
つまり時間と暮らしを味方にして、
住めば住むほどよい家になってゆく、
これこそホームランドの“経年美の家づくり”の考え方なのです。
どんな家でも時間を経て味わいを増すかと言われれば、
それは違います。
一般的な現代の家の多くは、
完成した瞬間にピークを迎える家づくりが主流だからです。
そのため、ホームランドが参考にしたのは、
古い家を長く住みこなしてきた歴史を持つ、
西洋の家や古民家などに代表される日本の伝統の家でした。
例えばフランスでは、100年余も昔に建った住宅を、
住み継ぐ人たちが大勢います。
現代の日本の家とどこが違うのか?と考えた時に、
“自然素材を使う”という答えに行き着きました。
自然素材には“体に害がない”
という大きなメリットに加えて、
“古びてより味わいを増す”
という良さがあります。
そこでホームランドでは、
趣のある古び方の素焼きの瓦や、
ヨーロッパから輸入した外壁材を使用し、標準仕様に。
色数も豊富なフランスの漆喰も準備。
アイアンによるインテリア・エクステリアの提案もできるようになりました。
フローリングにも無垢材を使っています。
鉄、石、漆喰、そして木。いずれも時間を味方にして、味わい深く育つ素材です。
その結果、より家に愛着を持ち、こだわりを持つ人との家づくりが増えてきたそう。
だんだん日本でも古いものに価値を見いだす人たちが増えてきました。