2017.8.30

リフォームとリノベーションの違いは?

リフォームとリノベーションの違いは?

リフォームとリノベーションは、どのように違うのでしょうか。
リフォーム等を検討している方は疑問に思ったことがあるのではないかと思います。同じ意味だと思っている方も多いのではないでしょうか。そんな疑問を解決できるよう分かりやすく紹介します。

まず『リフォーム』とは、一般的に古くなった建物を新築の状態に戻すことを指します。賃貸のマンションやアパートの場合は、入居者退去後、その入居者の住む前の状態に戻すことを指すこともあり「原状回復」という意味で使われることもあります。

リフォームは、英語で「(社会的制度・事態などを)改正する、改善する」という意味を持っており、リフォームという言葉を使うときは、基本的に壊れていたり、汚れていたり、老朽化している部分を直したり、綺麗にしたり、新しくすることを指します。

一方、「リノベーション」とは既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを言います。
英語で「renovation」は「改新・刷新・修復」を意味し、リフォームがマイナスのものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いに対して、プラスαで新たな機能や価値を向上させて、よりデザイン性が向上し優れたものに改良したり、現代的な流行のスタイルに合わせて間取りや内外装を変更したり、それに伴った水回りの位置の変更などが含まれます。
例えば、耐久性や耐震性を高めるために壁の補修を行ったり、親子で同居をするために建て増ししたり、家族が増えたので仕切りの壁をなくして、広々としたLDKにしたりすることなどが「リノベーション」に該当します。

●リノベーションとリフォームの明確な違い

近年、リノベーションとリフォームの線引きは非常に曖昧になってきており、決まった定義があるわけではありません。しかし、主には「工事の規模」と「住まいの性能」の2つの違いがあります。

・リフォームは小規模な工事で新築の綺麗な状態に戻すもの
≪該当例≫
天井・壁のクロス貼り替え、設備の取り替え、外装塗装など

・リノベーションは大規模な工事で建物を新築時も戻す+αの性能を加えるもの
≪該当例≫
間取り、水道管、排水管の変更などに関わる工事

といった違いがあります。これもあくまでも一般的な例であり、大規模な工事でもリフォームと言ったり、反対に小規模でもリノベーションと言うこともあるようです。

現在の住まいをより快適に長く暮らしていくために「リフォーム」「リノベーション」を考えておられる方も増えています。中古物件を検討されている方もいるのではないでしょうか。

Category: 家づくり